2人麻雀 標準規則

ここでは、Allenの近所での 2人麻雀の規則を 解説する。ポリシーも参照。

概略

この規則は、昔から 少しずつ 改正していって 成立した。2017年ごろに、1色の1-9に 三元牌を 加えるのが 最適だ、という結論に いたって、現在まで 維持されている。

風牌が ないため、場の風や 自分の風を 気にしなくて よい。いま どちらが 親か わかれば よい。

世間では 2人麻雀の規則としては、1色のみを 使うもの(「Bamboo麻雀」や「万雀」)や、1色と字牌7種のみを使うもの(香港で 1960年代から 遊ばれているという)が 存在する。この規則は、この2つの 中間である。

標準的な 日本立直麻雀の規則に 準じる。

特色… 1色と三元牌のみ使用。配牌後に 牌交換。フリ聴ロン あり。消耗戦。4丁使いの七対 あり。小三元は役満、大三元はW役満。役満で和了すると 勝ち点を得る。

準備

持ち点は 2万5千点ずつ。ただし、和了点が ふつうの麻雀の ほぼ半分から3分の1のため、実質 5万点~7万5千点である。

使う牌は、1色と三元牌(例: 🀇🀈🀉🀊🀋🀌🀍🀎🀏🀆🀅🀄︎)で 計48個である。

山: プレーヤーは 牌を まぜて、12個、2段の山を それぞれ 組む。

サイコロ: サイコロは 3つの目的で使う: 1) 最初の親を決める 2) 山を割る 3) 牌交換の権限を決める。最初の親は「丁半」で決める。山を割るときは、親が サイコロを振り、出た目だけ 山の右から数えて 割る。ふつうの麻雀のように、嶺上牌4個を確保して ドラ表示牌を めくる。

(丁半… 一方が 偶数か奇数か予想し、他方が サイコロ2個を ふる。)

配牌: ふつうの麻雀のように、親は 第1ツモを含めた14個、子は 13個を 取る。そのあと 牌交換に移る。

牌交換: まず、2人は 自分の配牌を見て、いくつ 交換したいか 表明する。最小0個、最大3個とする。意見が あったら、そのまま進む。あわないなら、「丁半」で 勝ったほうの意見を とる。そのあと、その個数だけ 裏向きにして 同時に 相手に渡す。受取った牌は 自分の手牌に加える。そして、親の捨て番から 始まる。

行動

ポン・チー・カンは すべて ある。

門前清で 聴牌なら、捨て牌のとき 1千点を払って 立直が できる。即・裏ドラが つく。オープン立直も できる。

カンは 暗カンか加カン。暗カンなら、中国式に 4個の牌を裏返す。新ドラを めくるか どうかは 任意とする。そして 嶺上牌を自摸る。

フリ聴は まったく ない。なにを ロンしても よい。(中国と同じ。自摸もロンも点が変わらないため フリ聴は いらない。立直後の フリ聴も ない。)

自摸ろうと したときに 山が なければ(ドラ表示牌の手前まで引く)、流局となって 局が終わり、親が交代する。

和了と 得点処理

和了したら 役を数えて、そのぶん相手の持ち点が減る。局が終わり、次の局は 和了したほうの 親となる。消耗戦であり、自分の点は増えない。立直棒も 消費されるだけ。

符計算は なく、1翻につき1千点とする。役満は16翻役とし、ほかの役があれば 翻数が増える。(必ず つく役は 数えない。)親でも点は増えない。また、その局で相手がカンした回数×4翻を、和了時に翻数から差し引く。(カンを 防御にも 使えるための 規則。0翻未満には ならない。)

途中流局、積み棒、聴牌料、流し満貫は ない。

中国と同じく、七対の4枚使いを 認める。

役: 小三元は16翻、大三元は32翻、緑一色は 24翻、九連は 32翻。天和・地和・人和は 16翻。(なお、牌交換が なければ、天和の確率は 約194分の1。)

勝ち点

最終的な勝者を決めるのは、勝ち点である。以下の2つにより得られる:

飛ばしの判定は 局の終了時。持ち点1千点から 立直して、和了し、相手を飛ばしたら、相打ちとなり、飛ばしによる勝ち点を どちらも 得ない。

例: 「大三元+四暗刻」で 和了すると、飛ばしによる 1点と、3倍役満による 3点とで、合計4点を得る。

細部の規則

変種

プレーヤーの好みにより、規則を 一部 いじっても よいだろう。

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